下肢閉塞性動脈硬化症の症状

下肢閉塞性動脈硬化症は、そうした重篤な状態を引き起こす危険性があるので、早急な措置が望まれます。
一般的には、進行は早いのですが、数週から数年の単位で進行するのが下肢閉塞性動脈硬化症で、ゆったりと進行していくのが特徴です。
細い動脈の枝が不規則に発達することで、本幹が閉塞することを準備する形をとります。
要するに、心筋梗塞、脳梗塞、腎不全などを将来的に引き起こす可能性が高いのです。
タバコを吸うことは、下肢閉塞性動脈硬化症を悪化させるだけでなく、重大な臓器にも血流障害をきたすことになります。

動脈硬化症の中の下肢閉塞性になった人は、下肢動脈以外に、他の部位の動脈に対しても、硬化が及んでいる可能性が高いのです。
下肢を栄養とする動脈は、骨盤で腹部大動脈が左右に分かれています。
血液が滞ると、その部分が痛み、冷えがきたり、壊疽で下肢切断という事態もあります。
血行が悪くなるため、下肢閉塞性動脈硬化症は、免疫物質が届くことなく、菌の繁殖を抑制できなくなるのです。
そしてその状態が続くと、下肢切断にいたることもあるので、大変危険です。
下肢閉塞性動脈硬化症は、急性動脈閉塞症と比較すると、時間的余裕があるのです。